1年ほど前に、お客様からご紹介いただいたお店です。その時の居心地の良さが気に入って、時々利用させていただいてます。お客様との会食を、都会の喧騒から外れて、ひっそりと楽しむのには最適です。
道路に面したアプローチ。ここから風情あります。(公式FaceBookページより)
メニューは無く、毎回出していただくのは、その時期、その日に仕入れることができた旬の食材。「松輪サバ」ブランドを確立された大将(京ばし「松輪」の前オーナー)厳選の魚、肉、野菜で創られるメニュー7、8品で、おひとり10,000円。何度お伺いしても、食べたことのないメニューが並びます。併せて、豊富なお酒は、その日の気分や料理に併せて、日本酒・焼酎・ワインなど豊富な選択肢から、大将のアドバイスをお伺いしながら、選べます。
今回は、夏の終わりに、お客様のお好きな食材「じゅんさい」を取り入れてください、と事前にお願いしてしまいました。「難しいんだよな~」とおっしゃりながらも、あるものはメインで、あるものは引き立て役として、取り入れてくださり、とっても美味しくいただくことができ、お客様も大満足。ありがとうございました。
いただいたメニューは、以下の通りです。
1.バターナッツと鮑の冷製スープ
「バターナッツ」というブランド名のカボチャです。その名の通りの濃厚な甘さ。
2.牡蠣とじゅんさいの酢の物
じゅんさいの一品め。大き目でぷりぷりの牡蠣とじゅんさいのとろみが素敵な食感に。
3.鰹と秋刀魚の塩だれ
まさに期間限定、この2種類のお魚を刺身で同時に食べられるのはうれしい限りです。
4.お刺身盛り合わせ
まはた、たいらがい、しまあじにびぜんくらげ、くろまぐろ、つるまきを添えて。
お醤油ではなく、「煎り酒」でいただきます。
「煎り酒」とは、日本酒で梅干を煮詰めて、鰹節で香りづけした調味料。室町時代から江戸時代まではよく使われていたそうですが、、、。
このお店で覚えました。
5.焼き物
わた醤油で焼いた秋刀魚と、栄螺。
6.蛤のリゾット。
塩味の利きながらもさっぱりとした味付けが後半の始まりへのアクセントになりました。
7.毛ガニのむき身をじゅんさいとお酢のジュレで
じゅんさいの二品め。じゅんさいのとろみがオスのジュレに融合して、毛ガニをくるんでいます。
8.じゅんさい鍋
こちらの無理なお願いに、大将が応えてくださった「会心作」。旬の最後のじゅんさいをメインとしてふんだんに使っていただき、
その惹きたて役として田村牛。味付けはあっさり。ご飯にもお酒にも合う、なんとも贅沢な逸品を締めのお料理としていただきました。
9.食事
実は、最も待ち遠しく楽しみな、釜と土鍋で炊かれたごはん。お米は山形産の「つや姫」。
その名の通り、つやがあり、そして甘い味。ご飯をおかずにご飯を食べる、が可能な仕上がりで出していただけます。
大将(オーナーシェフ)の荏原正典さんは、TBSの長寿番組「噂の!東京マガジン」であの素人さんに料理を作ってもらう「やって!TRY」で先生も務めるお方。気さくでお話好きながら気配りの利く大将のお人柄も、この店が居心地の良い大きな理由です。
評価サマリ
総合評価 |
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お店 |
居心地の良さを求めてお食事をされるには最適なお店。堪能できるお料理、時間、空間を考えれば、とてもリーズナブルなお値段。ご利用の際は、事前にご予約のお電話をお入れください。 |
場所 |
都会の喧騒を離れた住宅街に佇む隠れ家。ゆっくり、じっくり、しっぽりとお食事、お話、などをお相手の方と楽しむ場所として最高です。東急線二子玉川駅からタクシーで移動するのがお薦めです。 |
お料理 |
当日までわからない、シークレットメニュー(笑)ですが、行けば満足すること間違いなし。 |
お酒(ドリンク) |
日本酒、ワイン、焼酎などが各種取り揃えてあり、お料理毎にお好きなものをお選びいただくことも可能。当日のご気分とお好みをベースに、出てくるメニューにあわせてお選びいただくのは、いかがですか? お酒以外のドリンクもご提供いただけます。 |
お値段 |
料理は、10000円(税抜き)、お酒を含むドリンクは別となります。 |
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